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不安障害 ブログ(その18)

「危うく死ぬ、または重傷を負うような出来事の後、思い出したくなくても何度もそのことを思い出してしまう」、こんな状態が1ヶ月以上も続いてはいませんか?
外傷後ストレス障害は、生命に関わるような出来事を体験した後、ふとしたきっかけでその光景を何度も繰り返し思い出す、悪夢にうなされる、びくびくと不安・緊張の強い状態が続くなど様々な症状がみられる病気です。
こころに傷を受けるような出来事は、毎日の生活の中のあらゆる状況で生じます。しかし、外傷後ストレス障害の原因となる出来事に仕事の失敗や失恋は含まれず、誰であっても強い恐怖や動揺、ショックを感じるのが当然と思われるものに限られます。
このような症状が1ヶ月以上続くような場合を、外傷後ストレス障害と言います。


強迫性障害は決してめずらしい疾患ではなく、アメリカを中心に行なわれた調査では多くの患者さんがいることが報告されています。強迫性障害は「強迫観念」と「強迫行為」の二つを特徴とする病気です。強迫観念」は馬鹿げていると分かっていても、繰り返し頭の中に起こってきて振り払うことができない考えのことです。具体的には「不潔恐怖」に対するものが最も多いと言われています。
「強迫行為」は自分では必要ないと分かっていて、止めようと努力しても、自分の思いに反して繰り返し行なってしまう行為のことです。具体的には「確認強迫」と「洗浄強迫」がよくみられる症状です。強迫観念と強迫行為は関連することが多く、強迫観念を打ち消すために、強迫行為を行なわずにいられないということが多いと言われています。


思春期前から成人早期にかけて発症することが多いこの病気は、慢性的になり、人前に出ることを恐れるようになると、「うつ病」等のさらなる精神疾患の引き金となることもあります。日本国内に推定で約300万人以上の患者さん*がいると言われており、現代社会では多くの患者さんを抱える一般的な病気です。この病気にかかるのは決して特別な人ではなく、現在も海外では多くの患者さんが医療機関での治療を受けています。
社会不安障害(SAD)を発症している人は、あらゆる社交的場面や「人前で話す」「電話に出る」「注目を浴びる」などの状況で常に強い不安を感じています。多くの人は、最初に不安を感じる状況でも時間とともに慣れ、不安感や恐怖感は徐々に薄れていくものですが、SADの患者さんはそうではありません。「他人は自分を見て笑っているかも」、そんな不安を強く感じ続けてしまうのです。


不安が生まれる状況にあえて飛び込んで、刺激に身を曝す「曝露療法<エクスポージャー>」を行います。不安症状を生む状況にあえて飛び込む治療に際しては、唐突に刺激の強い状況に身を投じるのではなく、段階的な目標に沿って、徐々に身を慣らしていき、不安症状を改善していきます。SADの場合は、認知療法と行動療法をグループで行う「集団認知行動療法(CBGT)」も一般的に行われます。森田療法(森田正馬氏が1920年ごろ創始)では、不安や恐怖は自然な感情であり、よりよく生きたいという欲望と表裏一体のものと理解します。したがって不安は無理に排除しようとせずに「あるがまま」におき、不安の裏にある向上発展欲を生かして建設的な生活を営むことを目指します。そうすることによって症状へのとらわれから脱することができるのです。森田療法は入院治療が基本ですが、外来指導も行われています。



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