ホテルリッチフィールド 不安障害(その7)
診察時にはこのような点がポイントになります
・どんな時に不安を感じるのか
・どんな症状が現れるのか
・いつ頃から症状が現れてきたか
・症状は今までにどのように変化してきたか
・きっかけとなるような出来事はあったか
・学校や職場で気になることはどのようなことか
・家族構成や家庭環境
・これまでの学校生活や職業経験
・どんな性格か
・ほかの病気にかかっているか
・のんでいる薬はあるか・・・など
社会不安障害(SAD)の治療法には大きく二つ、薬を用いて治療する「薬物療法」と薬物を用いず心理的に治療する「精神療法」があります。二つの治療法は単独で行われたり、併用して行われます。いずれの治療法も専門医と相談の上、患者さん自身が納得して積極的に治療に参加することが大切です。薬物療法は不安感情を抑えることを目的とし、学校や職場を避ける等の回避行動を減らし、不安時の身体的症状の緩和を図ります。治療に用いる薬は以下の通りです。
このように、他人に悪い評価を受けることや、人目を浴びる行動への不安により強い苦痛を感じたり、身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたすことを、社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)といいます。
この社会不安障害(SAD)は性格の問題ではなく、精神療法や薬物療法によって症状が改善することがある心の病です。ちょっと恥ずかしいと思う場面でも、多くの人は徐々に慣れてきて平常心で振る舞えるようになりますが、社会不安障害(SAD)の人は、恥ずかしいと感じる場面では常に羞恥心や笑い者にされるのではという不安感を覚え、そうした場面に遭遇することへの恐怖心を抱えています。
「一日中、掃除と洗濯だけに明け暮れる日々」
〔強迫性障害の患者さんの例〕
B子さんは小さい頃から神経質で白黒はっきりしないと気がすまない性格でした。両親の話では、幼少期から同じ動作を何度も繰り返すといった不自然な行為が認められたこともありました。
症状が出たのは結婚後まもなく、自宅の掃除を過剰なほど念入りに時間をかけるようになった頃からでした。洗濯物を洗濯機から取り出すときに、少し洗濯機のふちに触れたような気がするだけでまた洗いなおしたり、掃除機をかけてもきちんとかけられていないような気がして何度もかけなおしたり、1日中掃除に明け暮れる日々が続くようになりました。夫が家にいる休日では、自分がちゃんと掃除機をかけられているか、かけ忘れている部分はないかなどを繰り返し質問します。
医療機関での受診を始めた方は症状が少しおさまってくると、「楽になった」「副作用が恐いから」との理由で、自己判断によって薬の服用をやめてしまうことがあります。しかし、こうしたことは病気の回復の妨げとなるばかりか、症状の再発や「うつ病」等のさらなる病気の呼び水となりかねません。医師の指示に従ってきちんと薬を飲むように、周囲の人がサポートをしてあげましょう。
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