パニック障害 不安障害 うつ 不眠(その7)
「ある日、突然、息が苦しくなって、胸がドキドキ、冷や汗が止まらない……、理由の分からない発作におそわれ、そして、また、あの恐い発作がいつ起きるか分からずに今も、ずっと不安な状態が続いている」こんな状態はありませんか?
パニック障害は、特別な理由もないのに襲ってくるパニック発作で発症する病気です。この発作は1回で終わることはなく、何度も繰り返されます。そして、そのうち「また、あのパニック発作が襲ってくるのではないか……」という強い不安が患者さんを苦しめるようになります。このパニック発作が起こることを強く不安に思う症状を予期不安と言い、パニック発作と並んでパニック障害の特徴的な症状です。
パニック発作では様々な症状がみられます。「胸がドキドキする」といったあるひとつの症状が出るというよりは、同時にいくつもの症状があらわれます。
パニック発作ではこれらの症状が何の前ぶれもなく突然起こり、多くの場合10分以内でピークに達し、通常30分以内でおさまります。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)。
あらゆる社交的場面や「人前で話す」「電話に出る」「注目を浴びる」などの状況で、常に強い不安を感じてしまうSADの治療には、抗うつ作用と抗不安作用をもつSSRIが用いられるケースが多く見られます。欧米では積極的に治療に利用されており、その効果が本邦でも認められています。
SAD の原因は、今のところはっきりとはしていませんが、神経伝達物質であるセロトニンの放出バランスが崩れていることが原因の一つではないかと考えられています。SSRIは、一旦放出されたセロトニンが、もとの神経細胞に再取り込みされることを防ぐことで、神経細胞間の遊離セロトニン量のバランスを保つ薬剤です。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬。
SSRIに比して即効性があるため、SSRIの効果が現れるまでの間に用いられます。あるいは強い不安に基づく身体症状に対して多く用いられます。
β遮断薬。
もともとは高血圧症等に用いられる循環器系の薬ですが、ヨーロッパでは多く用いられており、「非全般型」には効果はあるが、「全般型」には、効果があまりみられないとされています。
「一日中、掃除と洗濯だけに明け暮れる日々」
〔強迫性障害の患者さんの例〕
B子さんは小さい頃から神経質で白黒はっきりしないと気がすまない性格でした。両親の話では、幼少期から同じ動作を何度も繰り返すといった不自然な行為が認められたこともありました。
症状が出たのは結婚後まもなく、自宅の掃除を過剰なほど念入りに時間をかけるようになった頃からでした。洗濯物を洗濯機から取り出すときに、少し洗濯機のふちに触れたような気がするだけでまた洗いなおしたり、掃除機をかけてもきちんとかけられていないような気がして何度もかけなおしたり、1日中掃除に明け暮れる日々が続くようになりました。夫が家にいる休日では、自分がちゃんと掃除機をかけられているか、かけ忘れている部分はないかなどを繰り返し質問します。
外傷後ストレス障害のフラッシュバックなどの主要な症状は、認知行動療法やおくすりの服用によってある程度コントロールできます。外傷後ストレス障害に使用されるおくすりとしては、抗うつ薬の一種でもあるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)や精神安定剤、交感神経系の働きを抑えるおくすりなどが使用されます。
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