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うつ 睡眠導入剤(その15)

特に精神科のくすりに抵抗感をもっている方もいるかもしれませんが、“うつ病”もほかの病気と同じようにくすりによる治療で、からだの中の異常を修正することが必要です。“うつ病”には「抗うつ薬」という種類のくすりが有効であると考えられています。
精神療法(心理的治療)
“うつ病”の精神療法は、特に「ぶり返し」を予防するために効果があります。精神療法の中の「認知行動療法」は、“うつ病”の患者さんによくみられる「否定的な思考パターン」を話し合いなどによって問題を客観的に整理し、「より柔軟な思考パターン」にしていこうというものです。


うつ病のときは、脳の機能不全によってものの見方が極端に悪くなります。そのため、元気なときなら気にならないようなちょっとした失敗でも、「とんでもないことをしてしまった」、「自分はダメな人間だ」と考えてしまいます。さらに、「こんなに役立たずの自分はこの職場にいても、迷惑をかけるだけだ」と考え、退職などに突き進んでしまうことがあります。
この“退職”という決断は、うつ病によってものの見方が否定的になっているために生じているものであり、患者さんの本来の考え方ではありません。決断を焦らずにうつ病から回復し、本来のものの見方、考え方ができるようになってから、「仕事をどうするか?」などの、重大な決断を行うようにしましょう。
また、せっかく治療を始めても、否定的なものの見方に基づいて退職や離婚をしてしまい、その結果、環境が悪化してしまう場合があります。この様に否定的なものの見方によって引き起こされた環境が、新たなストレスや周りからのサポートが得られにくい状況を作り出し、治療に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。


睡眠のリズムを整えていくためには、昼間に何か活動を行い、徐々に行動力を増やしていくことも大切になります。しかし、「昼間に何をやるか?」については、「無理矢理やる」、「誰かに言われたからやる」のではなく、「自分でやれそうだと思うこと」、「やってみたいと思うこと」から始めてみることが大切です。また、回復期の基本は、「やってみようと思うこと」の「半分くらい」からスタートしてみることです。


治療のポイントは、まず「支持的精神療法」を受け、「環境調整」を行うことが大切です。
うつ状態は放っておいてもよくなることはなく、その症状は次第に悪くなっていきます。そのため、少しでも早く、専門の医師に相談することが重要です。
病医院でのうつ病の治療は、「支持的精神療法」が中心になります。 また、「環境調整」を行うことが大切で、症状の軽いうちに治療を始めれば、3〜6か月くらいで、症状はずいぶんとよくなります。
通院は、最初のうちは1週間ごとで、その後は、症状により通院頻度が長くなるので、 担当の医師と症状の変化について話し、くすりの効果を確かめながら治療を進めていきます。
うつ病は、治療を始めたからといって、すぐによくなるわけではありません。よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に改善していきますので、あせらず根気よく治療を進めることが大切です。



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